外国につながりのある児童生徒について
現在、伊勢原市内の小中学校には多くの外国につながりのある児童生徒が在籍しています。10の小学校と4つの中学校に100人以上が通学していて、各学校のどのクラスにもカタカナで書かれた名前を目にします。また、朝の通学を交代で見守る保護者の当番表にも外国の方の名前をよく見かけるとの事で、外国から来た児童生徒たちはどのように学校で指導を受けているのか、12月はじめに教育委員会で聞き取りをしました。今のところ一番多い国はベトナムからで、フィリピンやタイが続き、かつてはスペイン系が多かった時もあったとのことで、珍しい事例ではアラビアからも来ているそうです。学校内には、国際教室を設け、日本語指導協力者を配置して対応しています。しかし、日本語や日本文化についての習熟度はそれぞれ全く異なるので、ほとんどが個別のニーズにより対応をしているそうです。しかし、低学年ほど日本語の上達が早く、あっという間に保護者への通訳や説明ができるようになる児童生徒もいるようです。一緒に聞き取りをした生活クラブ生協のメンバーからは、外国につながりのある児童生徒やその保護者が困ったときに、気軽にサポートできる仕組みを作りたいとの意見が出ました。さらに、活動の場の提供や学習面でのサポートの協力を得られる可能性があるので、誰もが必要な時に気軽に相談できる場を作っていきたいと将来について前向きな話し合いとなりました。是非、実効性のある活動を組み立てていきたいと思います。