新たな気持ちで活動します

新しい年があけました。しかし、この国の将来に対しては暗い気持ちにならざるを得ない状況が続いています。国の根幹である憲法を少しずつ破壊しようとする動きを感じます。沖縄での米軍基地建設は地元住民が反対する中、強行に進められ、原発は最大級の事故を消し去って再稼働へと進み、国会審議は数に頼んだ強行採決が繰り返されています。

その中で市民生活は、貧困が進み、格差が広がっています。保育所待機児童、ブラック企業と呼ばれる厳しい労働環境、福祉現場での低い報酬額、年金額の切り下げ、介護保険制度改定による軽度者の切り捨てなど、不安が広がるばかりです。

 

18日に神奈川ネットワーク運動「新春に集う2017 ~市民社会チャレンジ基金交流会~ 」が行われ、参加しました。今年度のチャレンジ基金の受賞団体の活動報告は、特に意義深いものでした。「NPO法人POSSE」からは、奨学金を活用して大学を卒業したものの正社員として就職できなければ返済ができず借金を背負ってしまう現状があり、給付型の奨学金の必要性が語られました。また「NPO法人ヌジュミ」からは、ギャンブル依存症当事者の壮絶な苦しみとそこから回復した体験を聞きました。折しもIR法案が成立し、カジノを作るよう動き始めるという危機的な時です。

私たちの活動は、政治を市民の手に取り戻すことです。生活に直結した課題は、市民である私たちが一番よく理解しているはずです。身近な中にある政治の課題にしっかりと向き合って、生活を豊かにするための活動を作り出していきたいと改めて思いました。

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