里親制度をもっと身近に!・・・・・里親センター「ひこばえ」訪問・・・・・
神奈川ネット県央のメンバーで、海老名市にある里親センター「ひこばえ」を訪問しました。
近年、児童虐待、DV、貧困など、子どもを育てにくい家庭が増えており、犯罪や事件が起こり、心を痛めています。家庭で育てられないような状況になった子どもたちはどうなるのか。児童相談所、乳児院や児童養護施設に入所・・・18才からも心配。そんな子ども達に「里親」という道がある。でも、まだまだ十分に知られていません。海老名市に開設された「里親センター」は、昨年6月から県の委託事業で始まり、里親制度の普及啓発、里親支援、委託推進の3つを中心に活動しています。
社会的養護が必要な子どもの9割は「施設入所」、1割が「里親」だそうです。「里親」というと、子どもに恵まれない家庭が、養育できない親の子どもを引き取って育てるというイメージがありますが、「里親」は、養子縁組でなくても、短期間(夏休みだけ、3日里親など)でも、当事者の子どもにとって非常に重要な体験になるということでした。施設入所では得られないことが多く、将来大人となって自立して家庭を築いて行く上で、一般家庭での経験はとても重要です。
「里親」になるのはハードルが高く感じますが、短期間の家庭体験ならできるという方もあると思います。ここでは里親に対する普及啓発や情報交換、相談支援などを行ったり、当事者である里子や実親に対する相談支援も推進していこうとしています。
「里親」に対して、もっと理解が深められるよう協力し、だれもが大切にされていることを実感して、育っていけるような社会にしたいと思いました。