有機農業の里、小川町の霜里農場見学

「いせはら環境市民ネットワーク」の企画で、埼玉県小川町に行きました。

まず、「べりカフェ」で昼食。生活クラブの食材を使ったおいしい家庭料理レストラン。ここは「NPO法人べりカフェつばさ・游」が運営しており、曜日ごとの日替わりシェフの献立、地元産の有機野菜で安価でおいしい、そして市民のたまり場を目指しています。実際、次々とお客さまが来るので、早々に席を空けないといけないと思うほど。
2べりカフェ

 

 

 

 

さて、いよいよ「霜里農場」へ。地元の金子美登さんの農場は、1971年から有機農業に取り組み、実践しながら後継者を育て、町内で協力者を増やして小川町が「有機の里」といわれるまでに進めてこられたところです。原発事故からは、特に自然エネルギーの利用が注目されていますが、以前から取り組まれてきた数々の実践例、小規模ながら自然エネルギーの利活用例です。廃食油を使ったトラクター、発電機、ウッドボイラーで住宅の暖房や温水に活用、生ごみ・家畜の糞尿等を発酵させてメタンガスや液肥を作って利用、落葉・生ごみ・剪定枝でたい肥を作るなどなど、説明を聞きながら、野菜畑や牛・鶏小屋がある広々とした農地を案内していただきました。

霜里

霜里冊子霜里トラクター

 

 

有機農業の作物の良さを理解してもらい、活用してもらう場を広げてきた地道な実践があったからこそと思いました。

 

経済優先ではない、日本の豊かな自然や生態系を活かした暮らしが本当の意味で“贅沢な暮らし”であり、持続可能なものであることを再認識しました。私たちもできることを取り組みたいと胸が熱くなりました。