平和のつどいに展示参加 ~今は戦後? それとも戦前?~

主催平和事業「平和のつどい」の市民団体コーナーに展示参加しました。

 

人と人が 殺し合い、なにもかも人の心まですべてを破壊する戦争は絶対にしない。私たちの国は、72年前、憲法9条で「戦争の放棄」を決めました。

しかし、新しく法を制定したり、法の解釈を変えていくことで「戦争をしない」 と決めた国が「戦争ができる国」になろうとしていると感じます。

第二次世界大戦も、国民は 戦争を望んでいないのにすこしずつ準備がなされていつのまにか戦争する国になったのですから。

今また、同じことを繰り返すことがないように しっかり目を凝らしていましょう。すこしでも気づいたら 声をあげましょう。手遅れにならないうちに・・・

 

72年前までの歴史と、その後の動きを整理してみました。

展示では、戦争に反対する勢力の弾圧(治安法制)、戦争のための物質的・社会的資源の動員、情報管理体制・報道の統制、市民が相互に監視・国家が市民を監視する仕組み、思想・道徳の徹底のための教育などの項目別に、戦前の歴史と戦後(特に最近の政治情勢)を整理して表示しました。

“戦争”は、国民が決して望んではいないのに、時の政権が反対の世論をだまし抑え込んで、強行に進めてきた結果です。

戦前の治安維持法も、提案された当時は「濫用の恐れのない完璧な法案」「純真な民を傷つけることはしない」「社会運動は抑圧されない」という説明のもと、強行に可決された経緯があります。その結果は、反体制組織の弾圧から、宗教団体や社会運動など広範囲の活動を取り締まることとなったのは周知の事実です。現在の「共謀罪」も全く同じ。「一般人は対象にならない」という曖昧な答弁で、強行採決されました。

この国がたどった愚かな道を再び繰り返すことないように、声を挙げ続けていかなければ。