高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画案のパブコメに対して、意見を提出

2015年度から3年間の伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画案に対して、パブリックコメントがありましたので、私たちは、「地域ユニット伊勢原」として、意見を提出しました。

高齢社会を迎え、介護保険事業の大きな制度改正となりますが、市の取り組みを提案しました。以下、意見書の内容です。

 

今後予測される介護保険の利用者の増加に対し、施設整備以外の在宅で必要とされる“新しい介護予防・日常生活支援事業”のサービス量の予測や必要な事業者の見込み(量や数)が明確に表わされておらず、平成29年度から導入見込の事業に対して、今後2年間に具体的にどのような準備を進めようとしているのかが不明です。

特に人材育成に関して、①施設等事業所での介護職員の確保、②NPO等の市民参加型の事業所の育成、③地域住民の助け合いの意識の向上など、それぞれの段階における人材の育成・質の向上が非常に重要と思いますが、具体的な手段として講座等の実施(実施主体、対象者、回数、予算等)を示すべきです。特に、生活支援ヘルパーは、ボランティアではなく、将来的に事業者になれるように具体的な育成事業を計画に加えることを提案します。

また、生活支援コーディネーターや協議体の設置に関して“市と地域包括支援センターが協力し、各地域に配置する”とされていますが、具体性がありません。地域包括支援センターの業務の強化には、配置人員の増が必要です。また、生活支援コーディネーターは、地域包括や市社協ではなく、地域に密着した活動を展開しているNPO等の市民事業者を育成し、活用することを考えるべきと思います。これらを計画に盛り込むよう提案します。