また、市民の手による福祉サービス事業では、家事・介護・保育のたすけあいワーカーズわかば、障がい者や高齢者のための外出支援サービスW.Coハミング、高齢者のデイサービス「デイ愛甲原」小規模多機能施設「風の丘」、また、リユースショップ経営と海外支援のWE21ジャパン伊勢原をふくめ、活動が地域にしっかりと根付いてきました。これらは、生活者の発想で、ほしいサービスを市民の力で作り出し、その実践から制度提案をしてきた活動です。
3月22日に行われた第11回定例総会では、19年度の活動報告・決算の承認と20年度の活動計画・予算の審議を行いました。運営委員として実際の活動に参加するメンバーが少ない現状に対しても、活発な意見交換がなされました。これからも、身近な地域課題解決のために参加を募り、さらにひろげていくことを確認しました。
総会後、第二部として、「NPO法人雨岳文庫を活用する会」の山口匡一さん宅を利用させていただき、会員交流会を行いました。まず、国の登録有形文化財である家屋の見学。ここは、明治初期には湘南方面の自由民権運動の拠点であり、上層農家と武家住宅的な要素も併せ持った立派なもの。一般公開はしていませんが、当主の山口さんから細部にわたる説明を受け、感動しました。写真は、趣向を凝らした2階座敷から見た大山を望む眺めです。うららかな春の日射し・・・。
その後、離れでの交流会には、2名の議員の後援会員も加わって、山口さんの奥様がご用意くださった山菜の天ぷら等をいただき、伊勢原の歴史、文化、自然、農業を守るまちづくりの大切さを話し合いました。