2007年度予算編成に関する政策提案の回答 Ⅲ

森林・里山  水

昨年10月4日、市長に対し、2007年度の予算編成に関して政策提案を提出いたしましたが、このほど、その回答をいただきましたので、ご報告いたします。ご意見等がありましたらお寄せください。

<森林・里山>
1 市民活動団体と関係地権者の調整を行政がとり行うシステムを作ること。
【回答】森林・里山の整備、保全活動等を市民活動団体が行うに当たり、関係地権者との調整を行うシステムとして協定制度が考えられます。協定を締結する団体の要件として、構成員に森林施業にかかる技術者、若しくは森林整備に関する専門技術者を有する必要があります。
市では、県が行う養成活動に協力しながら、制度実現・活用に向け、引き続き努力していきます。

2 市内の公共施設に地元の木材の活用を拡大し、地場産の建材や木製品のアピールを進めること。
【回答】公共工事においては、既に間伐材を使用しています。また、森林組合も地元の木材を使用した製品の開発、販売、宣伝等に努めているところです。
今後も、公共工事に地元の木材を積極的に活用していきます。

3 市民が市内の森林の実態を知るために、森林整備等の機会を増やし、さらなる市民の関心を喚起すること。
【回答】森林の持つ水源かん養機能等を向上させるため、神奈川県と一体となって森林整備に取り組んでいます。また、伊勢原市森林組合等と連携し、森林や林業などにふれあう機会として、「森林教室」や「公園緑花まつり」などの開催に努めています。
今後、更に林業関係団体等と連携し、林業体験やイベントの開催などの機会を通じて、市民の関心を高める方策を検討していきます。

<水>
1 公共施設や各家庭での雨水利用対策を進めること。特に、雨水給水漕設置に対する助成金制度等の具体策を持って、積極的に取り組むこと。
【回答】市では、土地区画整理事業や大規模開発に対し、雨水による浸水対策として雨水調整池の設置等を指導しています。また、小規模開発や建築確認の時は、宅地内の雨水を地面に浸透させるための透水性舗装や浸透桝の設置等を指導しています。
雨水を有効利用できる雨水給水槽設置に対する助成制度については、先進都市の事例等を調査、研究していきます。

2 板戸川雨水幹線の改善すべき箇所の改修工事に早急に着手すること。
【回答】雨水板戸川幹線については、浸水対策に力を入れ計画的に改修を進めてきており、幹線の大部分は整備されています。
御要望の内容は、幹線が鋭角的に合流する箇所の改善のことと思います。当該箇所の改善については、平成17年度に調査を行い構造検討を進め、18年度に概略設計を行います。19年度は、その成果をもとに実施設計を行う予定であり、今後も浸水対策を積極的に進めていきます。