家庭の中には、化学物質がいっぱい

いせはら環境展で展示発表

先日、行われた“いせはら環境ネットワーク(エコネット)”主催・いせはら環境展に、「伊勢原の環境を考える会」として、展示に参加しました。
 今年のテーマは、「家庭の中の化学物質」。身の回りに数限りなくある化学物質は、一見便利なように思われますが、実は、とても危険なものだということをお伝えしたいと思いました。 
 壁や床の建材、家具、印刷物のインク、接着剤、筆記用具、衣類の洗剤、芳香剤、たばこ、化粧品、見回してみると、あれもこれも・・・。
 また、新築の家で目がチカチカしたことがある、タバコや車内、芳香剤など、何かのニオイが苦手で、気分が悪くなったことがある等という経験がないか、考えてみるコーナーも設けました。いくつか思い当たる方は、要注意かもしれません。
 洗濯用、台所用、住宅用の洗剤は、どんなものをお使いですか? 合成洗剤ではなく、石けんを使っていますか? 合成洗剤に入っている界面活性剤は分解しにくく、水性生物や環境に与える影響は非常に大きい。“合成洗剤追放運動”は、私たちのネットの活動の原点でしたね! 

 殺虫剤、芳香剤等はできるだけ使わない、食品は安さだけでなく安全なものを選ぶ、安全な食品や野菜を作る、合成洗剤はやめて石けんを使う、「あれば便利」程度で、なくて良いものは使わない等は、すべての方々に努力してほしいことです。化学物質過敏症は、だれにも発症する危険性があります。便利さを追求するために人間が生み出したたくさんの化学物質によって、逆に人間が苦しめられているのが、過敏症の原因です。化学物質を減らすことは地球環境を守るという視点でも重要なことだと思います。