どうなる? 中学校給食 

市は説明不足、方式決定を急がずに市民の声を聞くこと

6年前の市長選挙の公約として掲げられていた中学校給食は、以後、検討を重ねきており、1年前には中学校給食導入検討委員会の結論として、「センター方式もしくは完全委託方式が現実的な手法」とされました。平成24年度の開始に向けて、来年度予算案にどう盛り込むか、方式を決める重要な時期を迎えました。
市民に対しては、9月に市内の4中学校で説明会を開いたものの参加者は少なく、市は説明責任を果たしていません。検討委員会の方式の討議経過でも、市民公募委員は少数で、教育委員会や学校関係者の主導で進められたようです。
市民の方々、特に2年後に中学校に進む現在の小学生やその保護者が、自校式、親子式、センター式、完全委託方式の4方式の特徴を理解し、どの方式を希望するのかを議論することが重要と考えます。伊勢原ネットでは、市民の方々への情報提供と意見交換の場として、フォーラムを企画しました。
フォーラムでは、まず4方式を説明し、建設費や維持費などの費用について市に聞き取った資料を提示しました。この市の試算には疑問点があることから、人件費等の試算をやり直したものも提示して、参加者の意見交換をしました。
「中学校も小学校と同じ自校式の給食と思っている人が多い」「早期に開始するのは完全委託方式だというが、受託業者があるのか疑問」「市はもっと説明をして市民から意見を聞いてから方式を決めてほしい」「4年前に市がアンケートを行ったが、再度アンケート調査を行うべき」「費用面の市の試算は市民にもわかるようにしてほしい」「費用は市の試算よりもっと安くできる方法があるのではないか」などの意見が出されました。
導入を急がず、方式の決定には市民の意見を聞くことを市長、教育長宛に要望を出そう、市民の関心を高めるためにも署名活動をしようと呼びかけました。