議員定数を3名減!市財政改革のためなら議員の報酬を下げるべき

2009年7月4日 11時33分 | カテゴリー: 活動報告

市民の代表を減らすことは、市民の力を弱めること

伊勢原市議会議員定数は24名。これまでもたびたび定数削減の陳情書が提出され、議会での議論がありました。3月議会でも市民からの陳情があり、議会運営委員会で議論され、現状維持、削減、増のいずれも否決されました。ところが6月議会では、「3名減の21名とする」議案が保守系会派より提出され、可決してしまいました。

 私たちは、これまでも議会の存在意義を認識し民主主義を守るためには、議員定数の削減には一貫して反対の意見を述べてきました。
議員定数削減の提案理由は、“市が行財政改革を推進していることから、その一翼を担う市議会としての姿勢を示す”“市職員数の適正化を推進している、議会のスリム化、効率化が必要”ということですが、議会の力を弱めることであり、決してメリットにはなり得ません。市財政のために痛みをわかちあうというのならば、議員の報酬を下げるべきです。定数を3名減にすることが議会の力を弱め、ひいては市民の力を弱めることになります。議会の重要な役割をみずからが否定する、民主主義を後退することになります。
また、“定数削減で議員の少数精鋭化が進む”という意見があります。しかし、議員は市民の投票行動によって選ばれるのであって、少数になったからといって優秀精鋭の方が選ばれるという根拠はありません。少数になれば、確実に市民の声が拾えなくなります。また、専門家集団として能力が発揮できるという意見もありますが、議員はそれぞれ立場が違い、信条、考え方が違います。一つのことに関しても、様々な考え方、見方があり、それを議論して互いにより良い方向を見いだすのが議会であり、民主主義です。政治的政策的なことは、一致できないことが多くあります。議員が少数になっても、この分野をこの議員に任せるとはできないのが、政治であり政策です。
議員数の減は“議員相互の自由討議、議会への住民参加の促進、合意形成のスピード化が図られる”という意見もありました。しかし、自由討議が行われるかどうかは、議員数の減とはほとんど無関係です。また、議会への市民参加は議員数と連動して減少することは明らかです。促進することはあり得ません。合意形成はスピード化するのではなく、逆に充分に時間をかけて行うべきです。

定数減に対する質疑では、“3名”の根拠も示されず、常任委員会の構成は、まず定数減を可決してから協議するという提案。3月議会の議論では、“議会が市民からの信頼を得るために、適当な議員定数も含め、議会改革の充分な議論を行いたい”という意見が述べられているにもかかわらず、議員の半数以上が「3名減」で一致したから提案というのは、あまりにも乱暴な提案です。

 私たちを含め反対5、賛成18で、残念ながら可決。議員定数削減の本会議場での議論は、市議会のHPで、6月25日の中継録画でご確認ください。