伊勢原ネット10周年!(平成20年度 定期総会)

総会後、国の登録有形文化財「雨岳文庫」にて交流会

伊勢原ネットの設立は、1998年12月、5名が集まり、次の年の4月に予定されている統一地方選に伊勢原で初めての市議を生みだそうと活動を始めました。それから今年は、10周年。現在2名の市議を有し、伊勢原市議会や行政のなかでも、様々な場面でその活動が認められる存在になっていることを感じます。私たちの提案が実現したことも多々あります。
 また、市民の手による福祉サービス事業では、家事・介護・保育のたすけあいワーカーズわかば、障がい者や高齢者のための外出支援サービスW.Coハミング、高齢者のデイサービス「デイ愛甲原」小規模多機能施設「風の丘」、また、リユースショップ経営と海外支援のWE21ジャパン伊勢原をふくめ、活動が地域にしっかりと根付いてきました。これらは、生活者の発想で、ほしいサービスを市民の力で作り出し、その実践から制度提案をしてきた活動です。
 
 3月22日に行われた第11回定例総会では、19年度の活動報告・決算の承認と20年度の活動計画・予算の審議を行いました。運営委員として実際の活動に参加するメンバーが少ない現状に対しても、活発な意見交換がなされました。これからも、身近な地域課題解決のために参加を募り、さらにひろげていくことを確認しました。

総会後、第二部として、「NPO法人雨岳文庫を活用する会」の山口匡一さん宅を利用させていただき、会員交流会を行いました。まず、国の登録有形文化財である家屋の見学。ここは、明治初期には湘南方面の自由民権運動の拠点であり、上層農家と武家住宅的な要素も併せ持った立派なもの。一般公開はしていませんが、当主の山口さんから細部にわたる説明を受け、感動しました。写真は、趣向を凝らした2階座敷から見た大山を望む眺めです。うららかな春の日射し・・・。
その後、離れでの交流会には、2名の議員の後援会員も加わって、山口さんの奥様がご用意くださった山菜の天ぷら等をいただき、伊勢原の歴史、文化、自然、農業を守るまちづくりの大切さを話し合いました。